段々と暖かい日が続き過ごしやすい季節になりました。
さて、今回は当社が本社を置く滋賀県長浜市で毎年行われている伝統行事をご紹介致します。
それは毎年4月9日から17日の間で開催される「曳山祭り」です。この祭りはユネスコ無形文化遺産に登録されており、長浜八幡宮(長浜市宮前町)の祭礼として行われ、様々な行事が長浜市の町中で行われます。また、曳山とは祭りに用いられる山車(だし)の事をいい、「動く美術館」とも呼ばれています。
その歴史は古く、かの羽柴(豊臣)秀吉が天正2年(1574年)頃に長浜城築城とともに、長浜の城下町を建設し、その際に源義家の武者行列を模した「太刀渡り」という行事を行い、のちに男子出生を祝って町民に砂金を振る舞いました。それをもとに各町が曳山をつくり八幡宮の祭りで曳きまわしたのが「曳山祭り」の始まりと伝わっています。
今年の本日である14日は生憎の雨でしたが、長浜の町が開いて450年という事もあり、例年以上の盛り上がりを見せておりました。雨を物ともせず町中を巡行する「曳山巡行」、また曳山の上で披露される「子ども歌舞伎」は、とても壮大で何度見ても感動してしまいます。
昨年10月に、こちらのお知らせページにてご紹介させて頂いた「伊吹山」をはじめ、滋賀県にはその他にも様々な観光スポットや多くの文化財がございます。琵琶湖周辺の素晴らしい自然の中で、ゆっくりと滋賀県を楽しんで頂ければ嬉しいです。
※曳山祭りの写真は「曳山博物館」より提供頂きました。
https://nagahama-hikiyama.or.jp/